キャッシングのまとめ

キャッシングの勉強用としてキャッシングに関することや金融の知識に関することをまとめています。

キャッシングの審査に落ちないために注意するポイント

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キャッシングを利用しようと思った時、金利や無利息期間ももちろん大事なのですが、何より一番大事なのは「審査に通過すること」です。

審査に通過しなければキャッシングをすることができず、お金の問題を解決することができません。

そのため、皆さんなんとか審査に通過したいと思っているのですが、それが裏目に出て、間違った方法で申込をしてしまったために、本来であれば審査に通過していたかもしれないのに、審査に落ちてしまったというケースはたくさんあります。

ここでは、間違った方法でキャッシングの審査申込をしないように、正しい審査申込の方法と、審査に通過する確率を高くするためのテクニックについて紹介します。

キャッシングの審査の仕組み

キャッシングの審査の仕組みは至ってシンプルです。事業資金などの借入になるとまた話は違いますが、一般的な生活資金の借入に関する審査は、「信用情報」を基に貸付可能かの判断が行われます。

信用情報とは、今現在どこからいくら借入をしているか、また、過去に債務の返済で延滞などをしていないか、過去に自己破産などの債務整理をしていないかなど、借入に関する内容が全て記録されている情報です。

消費者金融や銀行でキャッシングの申込をすると、この信用情報を照会して、現在の債務残高を確認したり、延滞の有無などをチェックして、返済可能かどうかスコアリングして、貸付を行うかどうかを決めています。

過去5年以内にブラックになった人は借入は難しい

この信用情報を照会した時に、過去に自己破産を行っている方は破産情報が記録されていますし、民事再生などの債務整理を行っている場合でも、債務整理情報が記録されています。

そして、こういった債務整理情報が記録されていることをブラックリストと一般的に呼ばれています。

この情報は、5〜7年、自己破産であれば10年は消えないと言われているため、債務整理

を行ってまだ期間が浅い方は、信用情報の照会の時点で、大手の消費者金融や銀行ではほぼ審査に落とされてしまうのが現実です。

もしも現在ブラックでキャッシングが必要という方は、ブラックの方にも貸付実績があるフクホーなどがおすすめです。

フクホーは、大手の消費者金融と比べて、金利が高く、10万円以内の借入は20%の金利となっていたり、利便性では大きく大手消費者金融には劣ります。

更に、銀行傘下に入った大手消費者金融は、万が一返済ができなくなった時でも無理な取り立ては一切してきませんが、フクホーなどの中小の消費者金融は、返済できなくて延滞した時などは、かなりきつい取り立てがあるようです。

ですが、ブラックの方でも現在安定した収入を得られる職についていれば貸付をしてくれる業者でもあるので、上記の注意点を頭に入れた上で申込をしましょう。

総量規制で過度の借入はできない

消費者金融は、2010年に施行された、貸金業法によって、総量規制という規制が作られました。

総量規制では、過度の貸付を防ぐため、債務者の年収の3分の1を超える金額の貸付を行ってはいけないと決められました。

詳しくはこちらの記事で紹介しています。

cashing-matome.hatenablog.jp

銀行は、貸金業法ではなく銀行法に基づいて貸付しているため、総量規制対象外の貸付なので、総量規制は関係ありませんが、消費者金融でキャッシングをする際は、審査時に、信用情報を照会され、現在の債務残高を調べた上で、申込時に記載する年収から総量規制の対象内で貸付できるかどうか確認します。

例えば、年収300万円の方で、すでに100万円総量規制内で借入がある方は、消費者金融に申込をしても新規でお金を借入することはできません。

すでに総量規制の上限まで借入をしてしまっている方は、総量規制対象外の銀行カードローンで借入するか、総量規制例外貸付であるおまとめローン・借換ローンを利用して、金利と毎月の返済金額の負担を減らすしか方法はありません。

cashing-matome.hatenablog.jp

これまでの話をまとめると、キャッシングの審査は、信用情報を照会することで、現在の債務残高を確認し、総量規制内で貸付ができるかどうか、また、各種支払いで延滞をしたり、自己破産などの債務整理を過去に行っていないかなどのチェックも行われます。

それらがクリアしている場合は基本的には貸付を行ってくれるのですが、申込時に、間違った方法で申込をしてしまうと、審査に落とされてしまう可能性があります。

審査申込時に注意するポイント

一度に複数社に申込してはいけない

キャッシングの審査申込をする際に、よく間違った方法で申込をしてしまう人が多いのですが、一番多いのが、「一度に複数社に申込をする」ことです。

色々な業者に申込をして、どれか審査に通ればいいという考えで、複数社に一気に申込をする方が多いようですが、これは逆効果で、かえって審査に落ちる可能性が高くなります。

上記で解説した、信用情報ですが、これは、消費者金融などの金融機関に借入の申込をした際に、申込記録という情報も記録されます。

この申込記録は、6ヶ月間は信用情報に記録されているため、過去6ヶ月以内にどこで申込したのかという情報は一目でわかるようになっています。

同時に申込したらバレないんじゃないかと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、複数の消費者金融に完全に同時に申込するのは不可能です。

1社目に申込をしてからすぐ2社目に申込をするという流れになると思うのですが、その際、2社目に申込をした業者は、信用情報を照会することで、1社目にも申込をしているということはわかります。3社目に申込をした業者は、1社目、2社目の業者と同時に申込をしているということがわかります。

つまり、1社目以外の業者は、他のところと複数申込をしているということがわかるため、多額の借入が必要な方と判断して、融資を行わないことが多いです。

なので、もし1社目の業者で審査に落ちてしまったら、他の業者でも全て落ちてしまい、結局借り入れができないという事態に陥ってしまいます。

虚偽の申告をしてはいけない

多重債務の方など、すでに総量規制の上限まで借入をしている方が、再び新規で借入するために、申込時の年収を偽って多めに記載する方がいます。

しかし、貸金業法では、50万円以上の借入申込や、合計で100万円以上の債務になる借入申込に関しては、所得証明書の提出が義務づけられます。

他にも、複数社から借入がある方や、自営業者の方など、収入が安定しているかどうかわからない方は、業者によっては、確定申告書等の所得証明書の提出を求めることがあります。

なので、所得を偽って記載すると、かえって逆効果で、審査に落とされてしまう可能性が高くなるため、虚偽の申告をせず、正確な情報を記載するようにしましょう。

正確な情報を記載しても、総量規制の対象内であれば、借入は可能ですし、複数の債務がすでにある場合でも総量規制例外貸付のおまとめローンや借り換えローンを利用することで、債務の負担を軽減することは可能です。

審査通過率の高い消費者金融

上記では、キャッシングの審査の仕組みや、申込時に注意するポイントを解説しました。

上記を踏まえた上で、一体どこの業者に申込すればいいのかという話ですが、答えは単純で、「公開している審査の通過率が高い業者を選ぶ」のが正解です。

消費者金融の審査は、信用情報で判断されるという話をしましたが、その上で、貸付の判断をするかしないかは業者によって異なります。

そのため、消費者金融の中でも審査通過率はかなり違ってきているのが現状です。

一般的に、業績が右肩上がりの業者や、経営状態が良好で、資金が潤沢にある業者は貸付を積極的に行いますし、そうでない業者は、貸し倒れを避けるために貸付に慎重になる傾向があります。

その違いが審査通過率に大きく反映されていて、融資に対する積極性の違いが一目でわかります。

下記で各消費者金融が公表している審査通過率を紹介します。

アコム 審査通過率約48%

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アイフル 審査通過率約45%

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プロミス 審査通過率約40%

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ノーローン 審査通過率22%

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以上が大手消費者金融の審査通過率の直近の数値です。

モビットに関しては公表されているデータが見つからず、不明でしたので記載していません。

やはりアコム、プロミスは、大手銀行傘下だけあって、資金力も豊富で高い審査通過率ですが、アイフルは銀行傘下に入っていないにも関わらず、実はプロミスよりも審査通過率が高く、積極的に融資を行っていることがわかります。

一方で、ノーローンは他の3社と比べると審査通過率は低く、貸付に消極的になっていることがわかります。

ただ、ポジション的に、ノーローンは、アコムやプロミスですでに借入している方が利用するキャッシングでもあるので、申込者の属性による部分もあるかもしれません。

ただ、キャッシングに申込基準として、少しでも審査通過率の高いキャッシングを選んだ方が、審査に通過する確率が高いため、上記の数値を参考にして申込すると良いでしょう。